知らぬが仏、実はおじさん洗いをしていた私



今の子供はどうだか分かりませんが、私の子供時代、洗顔フォームで洗顔するようになったのは中学生になってからでした。

それまではどうしていたかと言うと、ただの水洗いでした。ニキビが出来だしたのも中学生になってからだと思うので、小学生の内は水だけでジャブジャブと洗顔する事に何の疑問も問題も感じていなかったのでしょう。

では何故、中学生になってから洗顔フォームを使って洗顔し始めたかを鮮明に覚えているかと言えば、中学生になると公共の場で洗顔する機会が出て来たからです。

小学生までは洗顔なんて家でしかしないので、見られても家族だけです。
でも、中学生になると部活が始まり、夏の日曜日や夏休みに一日中部活していると身体も顔も何もかも汗まみれになるのでした。

なので、女の子はみんな自前の洗顔フォームを持って来て、ヘアーバンドで前髪を上げ、学校の水道で洗顔するのでした。

勿論私も自前の洗顔フォームを持って行っていました。どの子も「ニキビ用」の洗顔フォームを持って来ていて、「こっちの方が 効果があるよ」とか「新しいのが出たよ」と見せ合ってはちょっとした盛り上がりを見せるのでした。

私もちゃんとその波に付いて行っていたと思うのですが、ある日、同じ部活で一番仲の良い友達に、「ちょっと、〜(私)っておじさんみたいに顔を洗うんだね…」とマジで呆れられたのでした。「寝耳に水」とは本当にこのような時に使うのだと思いました。

自分の洗顔の仕方を取り立てて気にした事も無かったし、家族からも一言も指摘された事がありませんでした。

ですが、何も意識せず行っていた私の洗顔は、豪快に水を撒き散らしながら、顔全体を手で大きく上げ下げしながらゴシゴシ洗いするオジサン洗いだったようなのです。

その友達は学年でも1、2を争うぐらい可愛い子だったので、余計に恥ずかしかったです。

その日以来、自分としてはテレビのコマーシャルに出てくるぐらい、ソフトでお上品な洗顔を目指していたつもりでしたが、

本当のところ、周りからはどう見えていたのかは謎です。